印刷品質の保証範囲について
このページでは、当社の品質基準と品質トラブルの回避方法について、ご注文に先だってご理解いただく情報をお知らせいたします。
目次
1. 色彩の再現性について
2. インキ・トナーの定着性能について
3. 印刷結果を事前に確認したい場合は
4. テンプレート(入稿データ)の作成について
5. 断裁ズレにご注意ください
6. その他デザインについてのご相談は
色彩の再現性について
当サービスは、当社指定の印刷工場の標準濃度を基準として印刷を行います。
当社の指定印刷工場では最大限良好な印刷結果が得られるよう、熟練したオペレーターが生産作業や機器の調整にあたっておりますが、お客さまがご利用のパソコンディスプレイや市販のプリンター、事務用複合機、他社での色校正や印刷で得られる仕上がりを保障するものではありません。
一般的に、パソコンディスプレイは、カラーモードやモニターの種別によって色の再現性が異なります。また、商用印刷機と個人向けのプリンター、事務用複合機などは、その印刷方法の違いや用紙などによって、仕上がりの色彩が異なったものになります。
あらかじめご理解のうえ、お客さまご自身の責任のうえでのご利用をお願いいたします。
インキ・トナーの定着性能について
プロダクトによっては強い摩擦を加えたり、鋭利なもので表面を擦るとインキが剥げて傷がつくことがあります。
そのため紙器パッケージや不特定多数の方が利用するレストランメニューなど摩擦しやすいプロダクトには、水性ニスやPP貼り(ラミネート)などの加工をおすすめします。
※水性ニス、PP貼りなどは特注としてご対応させていただきます。ご検討の際はコーデンベルクサポートまでお問い合わせ下さい。
印刷結果を事前に確認したい場合は
色彩の再現性や紙質などについて、印刷結果を事前に確認したい場合は、当サービスを通して1枚から数枚のマニュアル印刷を行うことをおすすめします。そうすることで、実際に使用する用紙と印刷機で精度の高い色校正として使っていただけます。
※詳しくは「色校正・本機校正について」をご覧ください。
テンプレート(入稿データ)の作成について
当サービスでは、お客さまに作成していただいたデザインテンプレートをもとに、印刷オーダーを発注いただいたり、可変領域を指定し可変データを送信していただくことで発注していただくことが特徴となっています。注文時点でのテンプレート情報をもとに印刷を行いますので、データの欠損、設定の不備などによる印刷の不具合については、お客さまご自身の責任においてご負担いただく事になります。
- 当サービスでは、カラープロファイル設定を「Japan Color 2001 Coated」で作成されたPDFファイルのみを受け付けております。ほかのプロファイルを用いて作成されたデータについては、色彩の再現性において一切保障できません。
- 当サービスでは、デジタル方式を用いて印刷するため、一般的なオフセット機による印刷とは異なり、大幅な版ズレや見当ズレが起きることはありません。しかし異なる色同士が隣接するようなデザインの場合はトラッピングの設定をすることをおすすめします。
- 同様に、文字などの面積の狭い部分に対しては、オーバープリントの指定は必要ありません。敢えてオーバープリントを指定する場合は、リッチブラック(C:60%, M:40%, Y:40%, K:100%)を指定するようにお願いします。
- デザイン中に貼り付ける画像(写真やイラストなど)は、300dpi程度の解像度で作成してください。
※詳しくは「デザイン制作時の注意点について」をご覧ください。
断裁ズレにご注意ください
断裁ラインに沿って、外側3mmの塗り足しを作成してください。また、断裁ラインの内側2mmの範囲には、デリケートな情報(電話番号やURL、値段など)を配置しないよう、ご注意ください。
その他デザインについてのご相談は
コーデンベルクサポートへご相談ください。デザイン制作ソフトウェアでの設定方法や印刷結果不良の原因確認など、できるだけ多くのお客さまにご満足いただけるようお手伝いいたします。